日本全国能楽きゃらばん × 梅若会 2023
梅若秋の観能会
2023/10/21
梅若秋の観能会
[日時]
2023年10月21日 土曜日 12時半開場、13時半開演
[場所]
成田山新勝寺 光輪閣
千葉県成田市成田1
[入場料]
料金4000円(税込)
前売り3500円(税込)
最新のお知らせ
2023/6/30 狂言(新作)「碇引」について
今回の公演の為に、人間国宝山本東次郎の新作書き下ろしとなります。
2023/7/1 演目追加のお知らせ
下記演目が追加になりました
仕舞「高砂」「野宮」
チケット取扱い
チラシ
演目
「碇引(いかりびき)」
[あらすじ] 碇引は、近国の者(ワキ)が初めて成田山参詣に向かう道すがら、草を刈る2人連れ(ツレ)に出会い共に向かうところから始まる。寺に着くと、額堂に大碇が納められており、九十九里の海底で漁を邪魔していたものを、不動明王の力で引き上げたという。 間(アイ)が、平安時代、寛朝大僧正が不動明王に祈願して平将門の乱を納めたと、開山の由来を語る。そして先ほどの2人連れが、今度は白い面をつけ、ご本尊に仕える矜羯羅(こんがら)童子、制吒迦(せいたか)童子という本来の姿で現れる。続いて、ひときわ音楽が高なり、ついに不動明王(シテ)が登場し碇を引き上げるさまを綱で表現する。 明治期、成田山は参詣客等で栄え、旦那衆の間で能楽の稽古が盛んだった。大野屋を定宿にしていた、国文学者で「鉄道唱歌」などを作詞した大和田建樹が、成田鉄道全線開通を記念して明治39年、「碇引」を作り、昭和19目年、3世梅若実(54世梅若六郎)が能にして成田山新勝寺に奉納。梅若が新勝寺にご縁をいただいたきっかけとなった曲である。現当主、四世梅若実桜雪が型づけをし、能にした。 今回、山本東次郎によって新たに「碇引」の狂言が作られ、初演となる。
「高砂(たかさご)」
[あらすじ] 醍醐天皇の御世の延喜年間、九州阿蘇神社の神主友成は、高砂の浦で老夫婦に出会い、高砂の松の謂われを学んだ。老夫婦は和歌の道の繁栄と松の由緒を説き、自身が相生の松の化身であると告げ、住吉での再会を約束する。友成一行は老夫婦を追って住吉へ向かい、月下で住吉明神に出会い、祝福を受ける。能の「高砂」は松を重要な役割とし、夫婦の睦まじさと長寿を称える作品であり、清らかな雰囲気に満ちた名曲で、結婚式などのめでたい席で謡われることもある一曲。
「土蜘(つちぐも)」
[あらすじ] 病気の源頼光のもとへ胡蝶が薬を持って参上するが、病状は悪化している。夜、見知らぬ法師が現れ、蜘蛛の姿に変身し頼光を襲うが、頼光が膝丸という名刀で斬りつけると法師は姿を消す。独り武者をはじめとする頼光の家来が駆けつけ、頼光が膝丸を「蜘蛛切」と改名し、化け物の成敗を命じる。家来たちは土蜘蛛の巣を発見し、土蜘蛛を退治する。能の「土蜘蛛」は頼光伝説の一部であり、蜘蛛の糸の演出が見所とされる。
「野宮(ののみや)」
[あらすじ] 準備中・・・・
開催概要
2023 10. 21(日) 13:30 開演 (12:30開場)
成田山新勝寺 光輪閣
千葉県成田市成田1
主催 公益財団法人梅若会 公益社団法人能楽協会
協力 成田山新勝寺 梅成会
制作 梅若インターナショナル株式会社 株式会社クロスステージ